2010年 06月 14日
日本男児よしっかりせいっ!
その車中でのことだ。
車両は空いてはいたが二人並んで腰掛けるスペースはない。
そんな状態の車両に若いお母さんが小さな男の子を抱っこし
ベビーカーを押しながら乗車してきた。
いかにも大変そうである。
そういう状態の人を見かければ、席を詰めて座らせてやろうと普通なら思うはずである。
だが皆、見て見ぬふりをしてる。
中には、高校生がかばんを置いて2人分の席を独占してたり
一つおきに座席に座っている人もたくさんいた。
優先席には健康そうな若い子がドンっと座っている。
席を詰めてあげたらどうなの?と何度も心の中でつぶやいた。
でも言うことが出来なかった。
車内は二十歳前後の男の子がほとんどだった。
大学のキャンパスがあるようで皆同じ駅で降りた。
きっと、若くてシャイで言いたくても言えなかったのだと思う。(思いたい)
でも気をきかせて譲ってあげる子が一人くらいいたってよかった。
なにもスマートに譲れなんてことは言わない、
黙ってぶっきらぼうにだって十分だ。
だけど、私も声に出せなかったのだから同じかもしれない。
by para2kun
| 2010-06-14 19:28
| 生活